1990年代の懐かしい人気アニメの中に「逮捕しちゃうぞ」という作品がありました。僕はファンのうちの一人ですが、同時期に話題となった「無責任艦長タイラー」という作品にも注目しています。基本的なストーリーはSFで、放浪者である主人公のタイラーは不埒な理由で地球軍に入隊するところからストーリーが展開していきます。浅野総一郎的には、タイラーの目尻の下がり具合や着ている服などが気になっていますが、話し方は特に注目して見て欲しいです。それでは、無責任艦長タイラーの概要やあらすじについてご紹介していきましょう。
「無責任艦長タイラー」の概要
1993年1月25日~7月19日にかけて全26話が放送されました。原作は吉岡平のライトノベル「宇宙一の無責任男」というシリーズ作品で、テレビアニメ作品としては「逮捕しちゃうぞ」に劣らない収益を上げ、関連作品も制作されています。原作に比べると主人公のタイラーのキャラ設定が若干象徴的ではありますが、アニメ路線に近い設定へと大幅に改変されているようです。
浅野総一郎が好きなフレーズ
「無責任艦長タイラー」の時代背景は遠い未来のことです。地球人類を中心にした惑星連合と、宇宙から訪れたラアルゴン人による神聖ラアルゴン帝国という国家が接触します。地球と惑星ラアルゴン帝国が戦争する中で、放浪者ジャスティー・ウエキ・タイラーがアイドルの募兵宣伝につられて惑星連合宇宙軍の門戸を叩いてしまい、地球軍に入隊するはめになってしまいます。
スリルと笑いのある展開
ついにはオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長に出世し、持ち前の強運で数々の事件を乗り越えていくといったストーリー性が非常に人気です。気がつけばラアルゴン帝国の大舞台を「そよかぜクルー」一隻で撃退させ、負けず知らずの無責任艦長ぶりを発揮します。ラアルゴン帝国皇帝のゴザ16世「アザリン」は、タイラーが持つ強運に次第に興味を抱き始めていきます。彼の飄々とした態度や独特なキャラクター性のおかげで戦争や人間関係が深刻化せず、笑いながら綱渡りをするような展開・終結へとつながっていく作品です。
無責任だけど憎めないタイラー
タイラーの艦長ぶりはまさにタイトル通り「無責任」というフレーズがよく似合う人物だと浅野総一郎的には感じています。何も考えずには発言することも多々あり、そこに本位はありません。行動全てが無茶苦茶にも見えますが、彼の驚くべき都合主義展開で事を乗り越えてしまうといった意外性が多くの人達を魅了させているのではないでしょうか。「結果よければ全てよし」という空気が売りになっている不思議なアニメ作品をぜひ一度ご覧になってみてください。