刑事ドラマなどで必ず出てくる警察パトカーには様々な種類があります。僕が大好きな人気アニメ「逮捕しちゃうぞ」でも、パトカーのエンジン描写やカーアクションシーンなどが繰り広げられています。メカニックにこだわりを持つ著者が車輌を忠実に描いていますが、今回はパトカーにはどんな車種があるのか解説していきましょう。
浅野総一郎が「パトカーの種類」を徹底検証
配色は白黒のツートンと決まっているパトカーですが、選定される車種は違っています。運用方法によって車種の使い分けもしているので、ここでパトカーの車種について見ていきましょう。
日産クルー
日産クルーは1994年に製造・販売されたパトカーです。主にタクシー業者に使われていましたが、国費と県費の2種でパトカーとしても採用されています。現在はブーメランタイプの赤色蛍光灯が標準装備となっていて、昇降機を取り付けたスタイルが確立されました。主に警らパトカーとして採用されていますが、覆面パトカーや交通取締りなどに配備されることもあります。
クラウンパトロール
現在最も多く見かけるのは、このクラウン車種のパトカーではないでしょうか。国民の安全を守るために地域のパトロールカーとして配備されています。なお、交通取締りを専門に行う場合は210系アスリートが採用されることが多いようです。
ミニパトや小型パトカー
ミニパトや小型パトカーも警察車輌の内の一つです。ミニパトは地域課の交番や警察庁交通課の警察官が主に運用しています。ミニパトは軽自動車ですが、小型パトカーは1000cc前後の普通乗用車仕様になっています。ミラやエッセ、ミニカ、アルト、ハイゼットカーゴなどの車種がありますが、全国的にはダイハツのムーヴやテリオスキッドなどが多く見受けられるようです。
パトカーはなぜ白黒なのか
初めて自動車が日本に普及された当時は、一般車輌のほとんどが白色を採用していました。その中でパトカーの見分けをつけるために車体の下半分に黒を取り入れたと言います。その後、昭和30年頃全国で白黒のカラーリングが統一され現在に至っています。警察車輌を総括すると白黒だけでなく、青と白の機動隊車輌やグリーン色の車輌など様々なカラーを取り入れた警察車輌があります。
まとめ
人気アニメ「逮捕しちゃうぞ」ではここでご紹介したパトカーの車種などを忠実に再現して描かれており、それを初めて知ってアニメーターさんの力量に驚かされました。パトカーのリアルさを追求しているクオリティやプロ意識の高さを、実際に作品を通して感じてみてください。